エロ漫画というのは人間の性行為を描くまたはそれを示唆するものである。でもって性行為というのは性器への刺激が中心になるので、お上が取り締まろうとしていてもその取締基準にパスするレベルで性器を表現しないといけない。
とまあ今回はどうやってコミPo!で性器を表現するかというそのものズバリなお話。
当然だけどコミPo!には男女性器の3Dモデルというのは付属してない。頼んでも付けてもらえるとは思えない。
だからそういうのを表現したけりゃ既存のモデルを組み合わせて作るしかないのだが、ここで巨大な問題がひとつ。
標準添付の3Dモデルは、人体を除けば直線を主体としたものが大部分で「曲がった棒」なんぞ存在しないのだ。かろうじて「くびれた棒」に整形可能なものはある(かき氷とか)、しかしそういうのを強引に引き伸ばして赤茶色で塗ったとしても「らしくない」のだ。
これでは困るなあ、と思ったので使えそうなものを虱潰しに探してみることにした。「曲がった棒」に該当するものは一件しかなかった。「ネギ」である。
というわけで以下に示すのは「ネギとみかんの静物」という暗めの絵。もうちょっとスライドバーを操作して色をどうこうすればらしくなるかも知れない。
でもまあネギはどう操作しても所詮ネギだね。シルエットだけでもそれっぽくするにはかき氷を頭に乗っけてやる必要があるのかも。
というわけで次。まあ何も聞かずにこれを見てくれたまえ。タイトルは「茶色いウサギ」。
いつものようにカラーの光パーツを組み合わせて作ったんだが、ウサギで通用するよね。これに何かエロさを感じ取る人がいたら病院に行った方がいいレベル。
んでもってその全くエロくないウサギの向こう側の耳を取って、背景に水着画像の腰から下あたりを配置してみる。なんかだっさいパンツのプリントに見える。
とほほと思いつつ肌色をかぶせてみる。どうあがいても「あれ」のようには見えない。しかし、複雑な曲線で構成されるものを現状のコミPo!搭載のモデルでは作れないため、これ以上のものは当面できそうにない。結局ウサギですよ。
ウサギで隠しているところに本来あるモノとは、かなり異なってます。が、そこにあるはずのものが持つパーツ(っぽい何か)を組み合わせているので「ひょっとしたらアレなのではないか」と連想する人が出る程度。
なんで今回こんな話をしたのかと言うと、コミPo!で作った漫画であってもエロければ局部修正が必要になる、と言われたためなんだけど、そもそもエロで活用することを(少なくとも水着キット発売までは)前提にしてないコミPo!で修正が必要になるような絵を作れんのかい、と。
上記の股間に貼りつけたウサギは、無修正でも別に怒られないと思うよ。あれが怒られるんならいわゆる「太陽の紋章」もダメってことになるから。
結局絵じゃないんですよこれ。記号を並べたもの。「全体が小陰唇で囲われており中央下部に膣口があり、その上方に陰核が存在する」と、言葉で説明しきれてしまうもので、限りなく地図に近い。
漫画の絵は本来絵ではなく記号だ、と言う人もいるんで、このあたり突っ込むとかなり深淵な問題を含んでいるような気もするけど、今は立ち入らない。際限ないから。
おまけ
こういうのの方が作るのは楽。