実は最近あんまりコミPo!触ってなかったり。主にいじっているのはコミスタとクリペ。
こいつを使って何を企んでいるのかというと、スマホで公開できる漫画のフォーマットってのを模索しておるんですわ。
スマホはガラケーと比べると画面サイズが大きい。だからガラケーでは無理だとされてきた漫画の1ページ大表示が可能なる。ガラケーの場合、コマごとにぶった切ってやらないと一画面内に漫画表示しきれなかったんだけど、スマホなら大丈夫だ。小さすぎても拡大縮小簡単だしー、ってことだった。
ところが、やってみるといちいち1ページごとに拡大縮小するのがめんどくさかったりするのね。
だから拡大縮小なしにそのまま読もうとするんだけど、その場合台詞の一部とか潰れちゃって見えない、なんてことがある。
こういう不便な点を一掃するには、スマホの画面に最適化された漫画を新しく作ってどんどこ流していけばいいんじゃね? とか考えたのであった。実はこの発想、割と自分的には歴史の長いものだったりする。
その場合最大の問題点は製作コスト。いくら今後市場が拡大傾向にあるとはいえ、野良絵描きをかき集めてそういうのお大量に作らせようっていう酔狂なお金持ちはなかなか見つからない(探してはいる!)。だから製造単価を引き下げ、できるだけ早く黒字化してスポンサーに楽をさせようと、そう考えたのである。
いろいろ試行錯誤した結果、上のサンプルみたいにページあたり3コマ平均、文字サイズ20ポイント以上のを作り、出力画像を縦640ピクセルにしてやると、スマホで1ページ表示してもくっきりすっきり読めることがわかった。iPadでの表示がどうなるかは怖いんで確かめてない。
コミPo!の場合3Dモデルの描線がくっきりすっきりしているので、ページ4コマでも多分いけると考えている。だが手書きの場合はどうしてももやっとしちゃう部分があるので3コマにすることを強いられているんだ!
んで、コミPo!での4コマ漫画と手描きの3コマ漫画のどっちの製造コストがより安くなるかというと…手書きに軍配傾き気味である、と言っておこう。
コミPo!の場合、複雑なポーズ作る時は切った貼ったが不可欠って特性があり、このせいでコマ数が減ってもそんなに手数が減るってことはない。相対的にコマが大きくなるのでそれぞれのレイヤー数が増えることになるから。
一方、手書きの場合はコマ数が減れば手数は純減する。
しかも3コマ漫画は狭いので、人物ドアップが中心となり背景を描き込む余地があんまりない。これが結局最近コミPo!をいじってなかった理由だったりする。
まあでも工夫すれば立場逆転は容易だろうなとも思う。これまでいつもそうだったから。