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伝統的な方法で作ると漫画はページ8000円で売れないと赤字になるというのが持論である。それ以下だと時給換算で1000円を割り込む。
逆に言うと、ページ8000円のレートで時給1000円相当にできるスピードがないと漫画で飯は喰えねえ、と言うことになる。
ワナビーな人は、とにかくうまくなければいかん、と誤解してるが、漫画も商品である以上最大のポイントとなるのは製造原価と販売価格のバランスである。正統派の漫画描きからすればこれはどうかと思われるような品質でもいただくギャラから逆算した適切な作業時間内に終了させることができ、クライアントがクレームを出さなければそれは立派な漫画という商品であり、描いた人はプロ漫画家だ。
んで、先の8000円って数字はクライアントとの打ち合わせとかネーム切りとか漫画製作の全行程をひっくるめ、かかる時間に1000をかけてページ数で割ったらこんなもんじゃねえかってモノ。経験上、ほぼ正解だと考えてる。
コミPo!を使った場合、この価格バランスが根本から変わる。俺の場合一日で8ページもの3本は仕上げられる。ただ、ノベル一冊を三日で書く人間の例だからこれを一般化するのは無理だというのも理解してる。だいたいその三分の一の8ページってのが標準値じゃないかな。
効率、レガシー方式の八倍。ページ1000円で採算に乗るってことになる。
ただ、パッケージ付属の3Dモデルを使うとかなり既製品観ありありなので、ここに工夫がいる。カスタマイズし、自分とこで絵師に依頼してオリジナルのモデルを用意すると、Webページ用の広告漫画製作とかに使えるだろう。てか、使うぞ俺。
広告向けではない一般用途向けについては、また別に考える。